








RE:CORD(リコード)は現代版レコード情報サイトです。
レコードブームの再来よりリコードと名付けました。
現代ならではのレコードの楽しみ方をご紹介。
今まで知らなかったレコードの魅力に気付けるかも。
音は空気が振動して波となって耳に伝わります。
レコード盤にはその振動を記録した、「音溝」と呼ばれる溝が掘られています。
この溝にレコード針が触れると溝の形状に合わせてレコード針が振動します。
この小さな振動をアンプやBluetoothで出力し聴くのがレコードです。
(参考文献:Audio-Technica「Listening Record Navi」レコードのしくみ 2022年12月22日)
レコードは時代とともに様々な種類が生まれました。
大きさによって収録できる時間(曲数)が異なるからです。
種類を知っておくことは聴く場面で役立つので目を通しておいて損はないです。
大きさ:10または12インチ
回転数:78回転
収録時間:片面3分~5分
レコードが誕生した頃の蓄音機で聴くタイプのレコード。
LPなどが普及しすぐに衰退したため、あまり出回っていない。
他とは違う素材でできており、重量もある。
落としたら割れてしまうほどデリケートなので取り扱いには注意。
大きさ:12インチ
回転数:33回転
収録時間:片面25分
EPに比べると音質は劣るが、名前の通り長時間の収録が可能。
例えると片面6曲で計12曲を1つの盤で楽しむことができる。
アルバムやクラッシック音楽を収録する際に使用されることが多い。
大きさ:7インチ
回転数:45回転
収録時間:7~8分
「延ばす」という意味で、シングル・レコードよりも収録時間が延ばされ3~5曲収録することができる。
大きさ:7インチ
回転数:45回転
収録時間:5~8分
ジュークボックスで自動再生するために開発された。
他のレコードと比べて大きく穴が開いているのでドーナツ盤と呼ばれることもある。
片面に1曲ずつ収録することができる。
大きさ:12インチ
回転数:33回転と45回転の2種類
シングル盤と同じで片面に1曲を収録しており、LPや7インチシングル盤より音質が良い。
盤面が大きいので7インチシングル盤に収まらない曲を収録する用途にも使われた。
ジャンボシングルと呼ばれていたこともある。
現代ではレコードプレーヤーも進化しています。
最近はBluetooth搭載のものが登場したのでプレーヤーとレコードを繋げるアンプも必要ありません。
スマホと連携させることも可能です。
USBに対応したモデルであれば、レコードの音質を持ち運ぶこともできます。
また、レコードプレーヤーはインテリアにも人気で非常にデザイン性のあるお洒落なモデルも増えています。
インターネットの普及もあり、YouTubeを代表とした動画配信サービスでシティポップという音楽ジャンルが再注目されました。
日本に限らず、今や海外でも人気を博しています。
特にブームの引き金となったのは、竹内まりやの「プラスティック・ラヴ」や松原みきの「真夜中のドア~Stay with me」があります。
最もスタンダードな黒のレコード盤。あえて「黒」にした理由はレコード表面に付着するゴミやホコリを見つけやすいからだそうです。
写真のレコードは岡田有希子の「Mariya's song book」より
カラー盤面に追加カラーを重ねたレコード盤。より個性的なデザインになっています。
写真のレコードはNight tempoの「ファンク・トゥ・ザ・フューチャー」 より
盤面をブルーカラーにしたレコード盤。黒よりもお洒落な感じがして、ジャケットと雰囲気を合わせることができます。
写真のレコードはYUKIKAの「Timeabout」より
盤面をパープルカラーにしたレコード盤。レコードはインテリアにもおすすめです。
写真のレコードはNEEDY GIRL OVERDOSEの「オリジナルサンドトラック」 より
盤面をイエローカラーにしたレコード盤。個性的なレコード盤はコレクションしたくなります。
写真のレコードはGingerRootの「City Slicker」 より
何も色を付けていない透明のレコード盤。ユニバーサルミュージックは過去に音に影響を与える着色料を全て排除した「100% Pure LP」を発売したことがあります。
写真のレコードはADOYの「VIVID」 より
一般的なシングルレコード盤。盤面が小さい分、表と裏で曲が1曲ずつの収録ができます。日本ではドーナツ盤とも呼ばれています。
写真のレコードは岡田有希子の「恋、はじめまして」 より
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レコードクリーナー乾式のレコードクリーナー。 すぐに聴きたいときは乾式、そうでない場合は専用のクリーニング液を使用するのがおすすめ。 |
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スタイラスクリーナーレコード針を掃除するもの。 回せば回すほど音溝に溜まっていたゴミが針に付着します。 |
聴きたいレコード盤、レコードプレーヤー、ターンテーブルシートです。あとは音を出力する機器が必要ですが、アンプを繋ぐタイプなのかBluetooth対応型なのかで変わってきます。
レコードショップやオンラインショップ、身近なお店であればBOOKOFFでもレコードを取り扱っている店舗があります。
実店舗であれば「BANANA RECORD」「disk union」「FLAKE RECORDS」がおすすめです。もちろんオンラインショップもあるので現地までいけない方はぜひ。
針の状態確認です。何回も聞いているうちにほこりが溜まるので定期的に掃除することが大切です。
audio-technicaのワイヤレスターンテーブルAT-LP60XBT GBKです。Bluetooth対応なのでスピーカーに繋げば簡単に聴くことができます。
味のある音質になるからです。個人的には針から出るパチパチ音もレコードならではなので好きです。
高温多湿を避けます。レコードの音溝にゴミが溜まらないよう、袋に入れて保管するのが常識となっています。